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2009年8月

2009年8月30日 (日)

究極(?)の魅せる野球

 友だちと酒を飲みながら(あれ、禁酒はどうしたんだ? 笑)、野球の話になった。今の野球をもっと面白くするには?――というテーマである。
 実現不可能な、まったくふざけた意見ばかりが出る中で、一つだけ、「こんなのがあってもいいかな?」という意見にぶち当たった。
 野球は9人のスターティングメンバーが打撃も守備も行うけれども、打撃スタメン、守備スタメン、それぞれに分けてはどうか?、というものである。

 ふつう、監督がオーダーを考える際、「守備には目をつぶって、打撃に期待する」「守備は天下一品だから、打撃には目をつぶる」といったように、何かしらに“目をつぶる”起用が少なからずある。
 それを「打撃・守備別スタメン」を組めるようにすれば、選手の長所ばかりが生かせるではないか。観客も、打撃・守備ともにレベルの高いプレーを見ることができるではないか。いわば、パ・リーグで導入されているDH制(主に投手の代わりに打つ打者)を、全ポジションに適用するものである。

 攻守別にメンバー編成されるスポーツに、アメリカンフットボールがある。攻撃時にはオフェンスチーム、守備時にはディフェンスチームがフィールドに出て、各選手が得意な持ち場で力を発揮する。
 野球でもやれないことはない。いや、むしろアメリカンフットボールはインターセプトがあれば、たちまちオフェンスチームが守備、ディフェンスチームが攻撃を行わなくてはならない時間があるのに対し、攻撃・守備が明確に分かれている野球こそ、攻守別チームが生かされるとも言えるかもしれない。

 将来的にそんな野球が実現したら、これまでだったらプロ球界から声がかからなかった「打撃だけの人」「守備だけの人」にも、プロ入りの道が拓けることにもなろう。打撃、守備だけでなく、足のスペシャリストによる代走専門があっても面白いかもしれない。
 もちろん、打撃、守備ともに優れている選手は、両方で出場すればいい。その場合、年俸は2倍見当が与えられることになるだろう。

 仮に、巨人に当てはめてみると、あの外野手は打撃専門になるだろうし、阪神でもあの選手は打撃専門かもしれない。
 早大野球部であったら、あの外野手とあの内野手は打撃チームになるだろうし、その代わりにはあの選手とあの選手が守備チームに入ることになるだろう。春季優勝の法政は打撃優先で戦ったそうだから、打撃チーム、守備チームでかなり顔ぶれが違うのかもしれない。(ボカシまくりで失礼。 笑)

 しかし、打撃・守備別チームにすることが、野球を面白くするかどうかは、よくわからない。選手交代に付属する“妙味”は失われるような気もするのである。
                            (谷川彬良)

 #今日8月30日は、娘の誕生日である。18歳。つい最近、女友だち5人でバンドを組んだとかで、毎日楽しそうにしている。
 しかし、大人に近づいてきても、むしろ心配は増す――というのが、父親にとっての娘という存在である。やれやれ。(笑)

2009年8月25日 (火)

これぞ野球の醍醐味

 夏の高校野球の決勝は、野球というスポーツの醍醐味、面白さを見せてくれた展開だったといえる。

 7回終了時点で、10-3で中京大中京のリード。ぼくは「勝負あったな」と思い、簡単な所用を済ませに外出した。
 ところが、戻ってみると、日本文理の攻撃は9回表二死1、3塁。得点は10-6と4点差に縮まっている。聞けば、二死無走者からの反撃だというではないか。

 日本文理の反撃はなおも続き、10-9とついに1点差。流れからして、「逆転もある」と思った瞬間、痛烈な当たりは三塁手正面のライナーでゲームセット……。
 勝者の中京大中京にはもちろんのこと、敗者である日本文理ナインの驚異的な粘りにも割れんばかりの拍手が送られていた。この夏の高校野球、最後の1試合。両者存分の戦いを見せてくれた。

 9回二死無走者、6点ビハインド。サッカーならば残り1分で2点差、ラグビーならば残り1分で2トライ2ゴール差――といった場面だろうか。
 もちろん、時間制のサッカー、ラグビー、バスケットボールなどと、回数制の野球を同じ土俵で語るには無理があるわけだけれども、“感覚”的にはそんなところではないか。(サッカーやラグビーでも、奇跡的と言われる逆転劇はあるけれども)
 それほどに、6点差、あと一人アウトでゲームセットの場面は、普通ならば諦めても仕方がない「絶体絶命」であろう。

 しかし、たとえ100点差があろうとも、逆転の可能性があるのが野球だ。自分は絶対に最後の打者にならない――この気持ちを実現し、繋いでいくことで、不可能と思えたことが手の届くところまでやってくる。
 思えば、先月の日米大学野球。勝ったほうが優勝となる第5戦、9回表に米国が3点を勝ち越し、日本は敗色濃厚に追い込まれた。
 しかし、二死1、3塁からの連続タイムリーで同点、11回にサヨナラ勝ちを果たしたのだった。これだから、野球は最後まで目が離せない。(ぼくは一時目を離したのであるが。 笑)

 野球とは面白く、恐ろしいゲームであるとつくづく思う。
                              (谷川彬良)

 #しばらくの間“主夫”(笑)を務めていて疲れが溜まり、更新できませんでした。

2009年8月14日 (金)

斎藤佑樹、見納め?

 IOC(国際オリンピック委員会)が理事会を開き、2016年夏季オリンピックに追加する候補競技として、7人制ラグビーとゴルフの2競技を選んだそうだ。正式には、10月のIOC総会で決まるらしい。
 復活を目指していた野球は、念願叶わず。ゴルフはトッププロの出場が見込めるが、野球は大リーグの人気選手の出場が保障されないことが響いた、などと報道されている。
 野球が世界的なスポーツになり切れていないことも、理由の一つではあるんだろう。

 野球ファンとしては、なんとも残念な結果だ。メダルが獲れなかった昨年の北京五輪のリベンジをもくろんでいたプロ選手もいるだろうし、日の丸を背負って五輪の舞台で活躍したいと思っていた高校、大学野球などのアマ選手もいたはずである。

 そういえば、斎藤佑樹と田中将大を起用して作られた、野球の五輪復活CM。学生野球が行われる球場などでよく映像が流されたけれども、復活の道筋がひとまず断たれたことで、今後は流されなくなってしまうのだろうか?
 今、高校野球が行われている甲子園では、流されている? 1か月後に始まる秋の六大学野球リーグでは、もう観られないのかな?

 もしも2016年に復活するとしたら、斎藤佑も田中も、20代後半の一番力が出る頃。復活したら、面白いことになりそうだと期待していたのだ。
“あの夏”の主役2人が、日本の「金」に貢献――こんな見出しは、夢物語で終わってしまうのだろうか。

 まあ、五輪はなくても、WBCがあるから、そこでの活躍を期待するとしますか。
                              (谷川彬良) 

2009年8月 6日 (木)

HANABI

 今日(8月6日)は、明治神宮外苑の花火大会であった。今年で30回目だそうである。
 いつも様々なスポーツが繰り広げられる神宮球場、神宮第二球場、国立競技場、秩父宮ラグビー場、軟式野球場という神宮外苑一帯が会場となる。メイン会場は、神宮球場だそうだ。

 例年開放されている絵画館前は、なぜか立ち入り禁止。毎年ここで観るのが好きだったのだが……開始直前で、さてどうしようと慌てたけれど、国立競技場の近くに何とか座り込んだ。
 花火は「美しさ」はもちろんのこと、「音」も重要な要素である。あの体に響く打ち上げ時と破裂時の爆音、音圧がないと、花火の魅力も半減すると思っているので、できるだけ打ち上げ会場(神宮第二球場)の近くで観たくなる。
 今年は、カラフルな花火が多かったように思うが、どうだったろう?

 ――――――――――――――――――――

 華やかな夜空を見上げながら、つま恋の吉田拓郎を思い出していた。3年前の9月、かぐや姫と一緒にコンサートを行った拓郎は、最終盤に人気曲「落陽」をもってきた。
 その歌の最中、かなりの数の打ち上げ花火が上がったのだった。ステージからは、正面右手。観客からは、左後方。拓郎はバックバンドの演奏中、感慨深そうにその花火を見つめていたのだった。拓郎は、何を考えていたのだろうか?
 アンコール前の最後の曲「今日までそして明日から」を歌い終わり、エンディングの演奏が続く中、拓郎は観客席に向けて、数十秒間、深々とお辞儀をし続けたのだった。とても印象に残る光景だった。

 ミスチルの歌に「HANABI」がある。

 ♪決して捕まえることの出来ない
  花火のような光だとしたって
  もう一回 もう一回……
  僕はこの手を伸ばしたい♪

 空に向かう時の期待感。
 破裂した時の高揚感。
 もう打ち上がらないと分かった時の寂寥感……。

 花火はじつにきっぱりと、光と影を表現する。人生は、花火のようなもの?
 漆黒の闇でも、次にまた打ち上がるまでのインターバルであることがわかっているなら、人間はその闇にも耐えられる。どんな状況に置かれている人でも、次なる打ち上げの準備はきっとできるに違いない。

 ――――――――――――――――――――

 花火を見ながら、多くの人がビールを飲んでいた。まだ20歳そこそこと見える女の子も、当たり前のようにプシュッと缶を開ける。とても美味しそうだ。

 じつは、禁酒を始めた。今日が2日目。(笑) ある人が「禁酒する」と言うので、「それなら、ぼくも」と便乗したのである。
 一人の禁酒は辛いが、仲間がいるとまったく違うことがわかった。これまでなら、花火を観ながらビールを飲まないなんて考えられなかったが、今日は麦茶でへっちゃらだった。(笑)
 暑い中、隣の連れはビールを飲んでいるのに、それでも平気なのには自分でも驚いた。何とか続きそうな気がしてきた。

 ただし、アルコールを体に入れないことが、健康にプラスに働くか、マイナスに働くかはわからない。もしも、禁酒がマイナスに作用するようなら、禁酒は緩やかに解くつもりでいる。
 まだ2日間だけなので、プラスかマイナスかはもう少し経ってみないとわからないと思う。ただし、今のところ、禁酒がマイナスに働く事象は、何一つ起こっていない。残念だ。(え? 笑)

 さて、今日は花火が打ち上がった神宮球場。春の六大学リーグ戦では、大林(立大)の代打逆転サヨナラホームランや、今井(法大)の優勝決定サヨナラホームランといった劇的な“花火”が打ち上がった。
 秋のリーグ戦は、どんな派手な花火が打ち上がるだろうか? できれば、早大の試合で観たいものである。
 あ、もちろん、早大が打ち上げる側で。(笑)
                          (谷川彬良)    

2009年8月 4日 (火)

東京六大学野球09年秋季リーグ日程発表

 東京六大学野球リーグの秋季日程が発表になった。
 開幕は9月12日。早慶戦は10月31日、11月1日。
 開幕式は、9月12日(土)10:15~。
 第2週、第3週は「プロ併用日」で、試合開始は10:30。

第1週(9月12日~)  法大 - 東大  慶大 - 立大
第2週(9月19日~)  東大 - 早大  明大 - 立大
第3週(9月26日~)  法大 - 慶大  明大 - 早大
第4週(10月3日~)  立大 - 法大  慶大 - 東大
第5週(10月10日~) 早大 - 立大  東大 - 明大
第6週(10月17日~) 早大 - 法大   明大 - 慶大
第7週(10月24日~) 明大 - 法大   立大 - 東大
第8週(10月31日~) 早大 - 慶大

http://www.big6.gr.jp/game/league/2009a/2009a_schedule.html

 なお、連盟HPでは発表当初、早慶戦が10月30日(金)、31日(土)となっていた。
 そんなことはあるまい、と連盟に電話確認したら、「あ、そうですか? それは間違いです。正しくは、10月31日(土)、11月1日(日)。いやあ、ありがとうございました」と言われた。(笑) HP、もう訂正されているかな?

 開幕カードは、法大-東大。早大は第2週から登場する。

 戦力がまったく分からない今の時点でうかつなことは言えないが、優勝争いの軸は春優勝の法大、これに続くのが早大、明大と見るのが妥当か。
 不気味なのは、立大。春5位とはいえ、5勝は4位慶大の4勝を上回った。慶大はエース中林次第だろうけれど、優勝を狙うには少し足りないか? それとも左腕・田村(力道山の孫)あたりが台頭してくるか? 
 春は10戦全敗だった東大は、エース鈴木が万全の状態で復帰すれば、最下位脱出もあるかもしれない。

 早大にとっては、第3週の明大戦、第6週の法大戦が大きな山。
 ここ何シーズンも拮抗した勝負を繰り広げる両チーム。
 早大は、明大から勝ち点を挙げれば、法大戦が“優勝決定戦”になるのかもしれない。

 ――――――――――――――――――――

 それにしても、早い。春のリーグ戦が終わってそんなに時間が経っていない気がするのだ。
 春リーグ戦終了後も、今年は全日本選手権や日米大学野球を観戦したせいもあるかもしれないが、それでも早い。
 斎藤佑も、6シーズン目を迎える。残り3シーズンなんて、きっとあっという間に過ぎ去ってしまうのだろう。

 気の早い話だが、斎藤世代が卒業した後、六大学野球はどうなるのだろう、とふと考える。
 このブログを読んでくださっている方からメールをいただくことがあるが、「斎藤君から入った六大学野球ですが、今では興味が広がって、早大の試合以外も観るようになりました」という方もいらっしゃれば、「斎藤君が卒業したら、観ないと思います」ときっぱり言い切る方もいらっしゃる。
 球場で、斎藤佑樹にばかりカメラを向けている人を見ると、「ああ、あの方は“卒業したら神宮に来ない派”なんだろうなあ」と思ったりもする。

 今、ここでどうこう言っても仕方あるまい。2年後の春、斎藤佑のいないリーグ戦が始まれば、わかることである。
 ぼくの希望としては、もちろん観客が多いことを願っている。選手も張り合いがまったく違うだろうし、観客の一人としても気分がぐっと盛り上がる。
 この2年間は、それまでよりも観戦がずっと楽しいものになったと実感している。できれば、ずっと続いてほしいもの。
 斎藤以上、とまでは言わないが、同等クラスの選手が入ってきてくれないものか?(「同等」もむずかしいかな? 笑) 
                          (谷川彬良)

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