究極(?)の魅せる野球
友だちと酒を飲みながら(あれ、禁酒はどうしたんだ? 笑)、野球の話になった。今の野球をもっと面白くするには?――というテーマである。
実現不可能な、まったくふざけた意見ばかりが出る中で、一つだけ、「こんなのがあってもいいかな?」という意見にぶち当たった。
野球は9人のスターティングメンバーが打撃も守備も行うけれども、打撃スタメン、守備スタメン、それぞれに分けてはどうか?、というものである。
ふつう、監督がオーダーを考える際、「守備には目をつぶって、打撃に期待する」「守備は天下一品だから、打撃には目をつぶる」といったように、何かしらに“目をつぶる”起用が少なからずある。
それを「打撃・守備別スタメン」を組めるようにすれば、選手の長所ばかりが生かせるではないか。観客も、打撃・守備ともにレベルの高いプレーを見ることができるではないか。いわば、パ・リーグで導入されているDH制(主に投手の代わりに打つ打者)を、全ポジションに適用するものである。
攻守別にメンバー編成されるスポーツに、アメリカンフットボールがある。攻撃時にはオフェンスチーム、守備時にはディフェンスチームがフィールドに出て、各選手が得意な持ち場で力を発揮する。
野球でもやれないことはない。いや、むしろアメリカンフットボールはインターセプトがあれば、たちまちオフェンスチームが守備、ディフェンスチームが攻撃を行わなくてはならない時間があるのに対し、攻撃・守備が明確に分かれている野球こそ、攻守別チームが生かされるとも言えるかもしれない。
将来的にそんな野球が実現したら、これまでだったらプロ球界から声がかからなかった「打撃だけの人」「守備だけの人」にも、プロ入りの道が拓けることにもなろう。打撃、守備だけでなく、足のスペシャリストによる代走専門があっても面白いかもしれない。
もちろん、打撃、守備ともに優れている選手は、両方で出場すればいい。その場合、年俸は2倍見当が与えられることになるだろう。
仮に、巨人に当てはめてみると、あの外野手は打撃専門になるだろうし、阪神でもあの選手は打撃専門かもしれない。
早大野球部であったら、あの外野手とあの内野手は打撃チームになるだろうし、その代わりにはあの選手とあの選手が守備チームに入ることになるだろう。春季優勝の法政は打撃優先で戦ったそうだから、打撃チーム、守備チームでかなり顔ぶれが違うのかもしれない。(ボカシまくりで失礼。 笑)
しかし、打撃・守備別チームにすることが、野球を面白くするかどうかは、よくわからない。選手交代に付属する“妙味”は失われるような気もするのである。
(谷川彬良)
#今日8月30日は、娘の誕生日である。18歳。つい最近、女友だち5人でバンドを組んだとかで、毎日楽しそうにしている。
しかし、大人に近づいてきても、むしろ心配は増す――というのが、父親にとっての娘という存在である。やれやれ。(笑)


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