日米大学野球、斎藤佑への期待
来週(7月12日~)から、日米大学野球が始まる。2年前の前回、米国開催で初めて優勝した日本チームが連覇を果たすことが出来るのかが、まずは注目される。
日本チームで一番注目される選手は、やはり斎藤佑樹(早大)になろうか。
一年生で出場した前回大会は、第3戦に先発して勝利投手となり、優勝に王手を懸けた。
しかし、優勝が決まった後の第5戦、5番手で登板した斎藤は敗戦投手。高校三年時から続いた「無敗神話」が崩れる苦い経験もした(自責点は0)。首を振りながら降板する斎藤を、今でも覚えている。
その意味では、今大会は斎藤にとって、リベンジの舞台とも言えるのかもしれない。
斎藤はどのような使われ方をするのだろうか? リリーフ構想も捨てがたいとは思うが、やはり先発が一番似合うのではないだろうか。
ただし、チームの“顔”として、勝負どころでの救援も見たいとも思う。
斎藤の最大の目標は日本チームの優勝であるだろうけれど、個人としても絶好のアピールの場でもある。
日米のスカウト陣が集結するこの大会。来年のドラフトの超目玉になっているが、もしもいきなり大リーグを目指すのであれば、ここで結果を残しておきたいものだ。
メジャー予備軍の米国打線をきっちり抑えられるようなら、最高のアピールになる。一度は投げておきたいという「150キロ」も、この大会でのクリアを狙っているのではないか。
――――――――――――――――――――
時々、スピードガンの“功罪”を思う。スピードガンは、速い球を投げられる投手が優秀で、そうでない投手は劣る――の一つの基準を生み出した。(ある意味では正しく、ある意味では間違いであると思うが)。
しかし、優秀な投手とは、突き詰めれば「点を取られない投手」である。速い球を持っていても、打ち込まれる投手はいるし、最速が130キロ台であっても、変化球とのコンビネーションを武器に「エース」であった投手もいるのである。
もしスピードガンが無いとしたら、斎藤は「150キロ」を追い求めただろうか? 「速い球」を投げたいとは思っただろうが、「150キロ」を目標にすることはなかったのではないか?(当然だ。スピードガンが無ければ測りようがない。 笑)
NHKのインタビューでは、「142~143キロでも空振りをとれる」というようなことを自信満々に語っていたから、今のままでも十分におつりの来るスピードを斎藤はすでに持っている。
それでも「150キロ」の看板が欲しい。常に150キロを投げるつもりがないのなら、それほど必要ではないようにも思う。
ただ、「150キロ投手」であることは打者に無言のプレッシャーを与えるだろうし、斎藤側にとっても心理面で優位に立てる、ということなのか。
観客の一人としてみた場合、スピードガン表示は野球観戦の楽しみの一つになっている。
投手が投げるごとに、スコアボードの表示に目が行くクセがついている人も少なくないのではないだろうか。
その楽しみを知ってしまった以上、スピードガンが無くなったら野球の面白さの何割かが減るような気もする。
――――――――――――――――――――
野球とは関係ない話だが、お許しを。
7月4日、米国独立記念日。明るいニュースが入ってきた。「自由の女神」の王冠展望台が、約8年ぶりに見学できるようになったのだ。
2001年9月11日、あの同時多発テロの直後から、「自由の女神」は立ち入り禁止になっていた。04年に台座部分への立ち入りは可能になったものの、王冠部分は閉鎖されたままだった。
前大統領が就任した年にテロが起こり、そして今年、オバマ新大統領が就任して立ち入り禁止が解除された。
自由と民主主義の象徴である「自由の女神」が、やっと自由を取り戻した、と言っていいだろうか。
もう10年以上前のこと、「自由の女神」の体内に入ったことがある。王冠部分に上がるために、中の階段で順番待ちをしていたのであるが、あいにくの雨と風。
まあ、雨は関係ないと思うのだが、そこそこ強い風が吹いていたために、王冠部分の立ち入りは中止されてしまった。本当に残念だった。
間近に見る「自由の女神」はもちろん素晴らしい。中に入ると、女神の胎児になったかのような幸せな気分にもなる。
もう一つ、感動を覚える場所がある。「自由の女神」のあるリバティー島へは、バッテリーパークからフェリーで向かうのだけれど、島が近づいて来ると進行方向右側に、ふっと「女神」が現れる。その瞬間の気持ちを何と表現したらいいものか……。「神」を前にした、神々しい気持ち、とでもいうのだろうか。
その時以降、ニューヨークには行っていない。今のところ予定はないけれど、「王冠」到達はやり残している宿題(笑)のようなものだ。
死ぬまでに一度でいいから、王冠からマンハッタンを眺めてみたい。それまで、いや今後ずっと、再び立ち入り禁止になる事態が起こらない、平和な世界が続くことを祈るばかりだ。
(谷川彬良)


斎藤は、東京ドームでの先発のようです。
楽しみですね。
見に行きたいです。
投稿: | 2009年7月 8日 (水) 21時11分
?様
コメント、ありがとうございます。
斎藤君は、東京ドームに先発かと伝えられていますね。本当だとすれば、2年前の全日本大学野球選手権以来の東京ドームマウンドです。
あの時は、あわや逆転サヨナラホームランの大きな二塁打を打たれたのでした。見事な中継プレーで同点走者が本塁タッチアウトでゲームセットという、冷や冷やの試合。
斎藤君は、今度はどんな投球を見せてくれるでしょうね。
投稿: 谷川 | 2009年7月 8日 (水) 22時19分
お久しぶりです!谷川様。
)を観に行かれますか!?
斎藤君の登板第2戦目の先発になるようですね
東京ドームと聞いて、私もあの日の記憶が蘇ってしまいます
が…斎藤君は常に進化、成長している方なんで、きっと素晴らしい投球をしてくれると思います。そうですよね。谷川様!
最終戦の登板予定もあるようですね
最初のような酷使は無いと思いますが、それ以降も過密スケジュール!
これは斎藤君に限ったことではないですが…体調管理に気をつけて、怪我や故障の無いようにして欲しいです!
後大学での3シーズン、更にそれ以降もずっとずっと!順風満帆でいって欲しいです
谷川様は、どの試合を観戦されるのですか!?
坊ちゃんスタジアムには坊ちゃん(斎藤君
投稿: 佑 | 2009年7月 9日 (木) 13時51分
東京ドームでの先発とのこと、楽しみですね♪
私、東京ドームと神宮の試合チケットを自分でも手配していたのに、米国サイドからも頂いてしまい、どちらに座ろうか検討中です。(汗)
どこに座ってもチーム・ジャパンを応援するのに変わりありませんが。(笑)
斎藤君が150キロに拘る気持ち、分かるような気がします。Max140キロ後半ではない「150キロ投手」として自信と余裕、あと少しのところにあるもの、質も速度も高められれば投球がより広くなる可能性、、、
正に「引き出しを1つ増やしたい」のでしょうね。
そして140キロ台前半~中盤の球でも制球力や球質で十分に勝負できる事は分かっていても、一度目標に掲げたら諦めたくない気持ちもあるのではないでしょうか。
投稿: サラ | 2009年7月 9日 (木) 16時30分
佑さま
こんにちは。いつもありがとうございます。
四国はほとんど未踏の地なので、坊ちゃんスタジアムで“坊ちゃん”(笑)も見たいのですが、やっぱり無理ですね。ぼくは東京ドームと神宮を観戦する予定です。チケットはすでに持っています。
斎藤君、最終戦も登板予定ですか? それは楽しみです。
東京ドームで先発するという斎藤君。今度また打たれるとしたら、「東京ドームは相性が悪い?!」なんてことを言われて、ドラフトにも絡んでくるかな?(そんなことはないか。 笑)
でも仰るように進化を続ける斎藤君ですから、今度は良いピッチングをしてくれると思っています。
投稿: 谷川 | 2009年7月 9日 (木) 18時31分
サラ様
こんにちは。いつもありがとうございます。
一度目標に掲げたら諦めたくない気持ち、よく分かります。その気持ちが、今の斎藤君を築く大きな力になったとも思います。
斎藤君が「150キロ」を達成したら、次は何を目標にするでしょうね? もう一つ変化球をマスターするのか、それとももう一段上の球速を目指すのか?(それはないかな) あるいは、打撃術を何とかしようとするのか。(笑) まあ、いろいろ引き出しを増やしてもらいましょう。そう思うと、早く「150キロ」を見たいものです。
サラさん、東京ドームと神宮のチケット、本国からも届いたのですか? チケット、余っちゃいますね……あっ! 来年以降なら、チケット無駄になりませんよね。(笑)
投稿: 谷川 | 2009年7月 9日 (木) 18時40分