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2008年12月18日 (木)

早大野球部08年・細山田武史

 2006年の秋季リーグで正捕手になって5シーズン。07年春に首位打者(.424)を獲得したものの、その秋は1割台(.191。27位)と低迷した。
 さて今年はどうなるのか、期待と不安半々だったが、春は.289(6位)、秋は.264(13位)と健闘した。

 春は二塁打4、三塁打2、秋は二塁打5と長打力を見せたばかりか、勝負強さも。春は8打点、秋はリーグ唯一の二桁となる10打点を叩き出した。(つまり打点王)
 2番打者として小技もこなした上であるから、打者としては十分に合格点であろう。

 では、捕手・細山田はどうであったか。彼がレギュラーになってからのチーム防御率は、以下のようになる。

 06年秋 1.42(優勝)
 07年春 2.18(優勝)
    秋 1.14(優勝)
 08年春 1.18(2位)
    秋 1.41(優勝)
 #細山田がレギュラーになる前は、1.30(優勝)、1.80(2位)、1.79(2位)だった。

 07年春の「2.18」が目に付くが、このシーズンは斎藤佑樹が入ったものの、前年の宮本、大谷の二枚エースが抜け、実績のある投手がいなかった時。
 ただし、防御率は悪かったとはいえ、ここ2年間の3回の優勝で一番安定した勝ちっぷりだったのは、皮肉といえば皮肉か。打撃陣が好調で、細山田も4割を超える打率で首位打者になった。

 次のシーズンからの3季、早大のチーム防御率は安定していた。斎藤佑樹が真のエースとなり、大石という抑えの絶対的エースが登場したこともあるだろうけれど、その力をうまく引き出したのは細山田ということになるだろう。
 首位打者の次のシーズンに打率が1割台に低迷したのは、投手陣のリードに力を注いだ結果だった――ということにしておこう。(笑)

 ちなみに、今季(08秋)のチーム防御率1.41は、早慶2回戦の自責点9が響いている。あの試合、登板する投手、投手にノーコン病が伝染してしまい、捕手の力ではどうにもならない状態だったと思うのだ。
 仮にあの試合が自責点2で済んでいたら、防御率は0.94であった。

 ――――――――――――――――――――

 さて、来年からは横浜ベイスターズである。神宮であちらこちらから「ホ・ソ・ヤ・マ・ダーッ!」の声がかかったほどであるから、横浜スタジアムでも人気者になるんだろう。
 神宮ではおじさんばかりに人気が高かったのが気になるが(笑)、同性に慕われる人間に悪者はいないとも言うから、まあ、気にしないことだ。(注:異性に人気のあるU選手、M投手、S投手が悪者だと言っているのではありません)

 もっとも、細山田の場合、おじさんの声があまりに目立つものだから、女性からの声がかき消されたのかもしれぬ――ということにしておこう。(笑)
                       (谷川彬良)    

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